Four Rooms





1995年公開、アメリカのオムニバス映画。
大晦日のロサンゼルスのホテルを舞台に、タイトル通り4つの部屋が登場する。
物語それぞれを4人の監督が分担する。
最後の扉は仕掛け人のタランティーノが手掛ける。





かっこいいよ、こういうの。
ロッキーホラーショーとか、ホーリーマウンテンとか。なんか違うけどそんな感じ。
全ての物語を通してティムロスがベルボーイ役を務めた。



 
 
 
1995/アリソン・アンダース、アレクサンダー・ロックウェル、ロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノ/★★★★☆☆ DVD
 
 
 
 
 
 
 
 
 

M★A★S★H マッシュ




1970年公開、ロバート・アルトマン監督作のアメリカ映画。
朝鮮戦争の軍医を描くブラックコメディ。

カンヌでパルムドールとアカデミーで脚色賞を受賞。

本当に型破り、やりたい放題、強烈、それがとても鮮明に、とにかくかっこいい。

自殺や戦争、性に欲望と皮肉がたっぷり。

これは映画。戦争を皮肉しています。と

 



キャスト三人を出世コースに押し上げ、鮮烈に、記憶の奥に残る。

音楽や振る舞い、ああ、いい映画。

1970/ロバート・アルトマン/★★★★★☆ DVD







モンスターズ・ユニバーシティ



「モンスターズ・ユニバーシティ」の画像2

2013/ダン・スキャンロン/★★★★☆☆

Kids Return キッズ・リターン 

 




続編が決定ということで前作を観直した。
北野作品ではかなり好きな作品。
象徴的な音楽は効果的で映画の印象と記憶をも支配する。
台詞を当日に渡す演出や飾らない重さは、今作から現在に至る。

今となってはそこまで浸透していない「キタノブルー」も、これを観れば一目瞭然。
ただの青ではない。
重苦しくグレーに包まれた青。
それは「青春」か「青空」か。
映画の雰囲気は透明だった。



ボクシング、漫才、監督の思いが詰まっていた。

北野武の復帰作であり、主演の二人の出世作でもある。
安藤政信は鼻の骨を折った。ラストのボクシングシーン。
安藤政信の演技ではない演技は最高のダウンだった。


「俺たちもう終わっちゃったのかなあ」
「馬鹿野郎、まだ始まっちゃいねえよ」

1996/北野武/★★★★☆☆ DVD